須田幸英税理士事務所 事務所通信 平成22年5月号掲載
人生イコール時間
  最近ある会合で、京セラ株式会社 相談役 伊藤謙介氏の講演を聴くことができました。京都セラミックの創業メンバーで、京セラの代表取締役社長、代表取締役会長を歴任された方です。その最近の著書「リーダーの魂」において書かれていたのが表題です。
 私自身55歳となり、今までの人生をいろいろ考える機会が多くなりましたが、共鳴するところが多々ありましたのでその一部を紹介します。

 私は最近、「人生イコール時間」だと強く考えるようになった。今までの人生を振り返るとき、内心忸怩(じくじ)たる思いにかられる。誰もが過去を振り返って、「あのときは、こうしておけばよかった」と思うことがあるのではないだろうか。時間は一切取り戻すことはできない。しかし、若いときほど時間は無限にあるように思っている。「明日頑張ればいい」と今日一日を無為に過ごす。そんなことを7回も続ければ1週間は終わり、同様に「来週頑張ればいい」を4回も続ければ1ヶ月は終わり、「来月頑張ればいい」を12回も続ければ1年は終わる。そして、そんなことを40回も繰り返せば、もう定年を迎えることになる。私自身が齢(よわい)を重ねてきたせいかもしれないが、このことを考えれば考えるほど、焦(あせ)りがでる。「人生イコール時間」ということを深く実感するとともに、さらに密度を上げ、真剣に生きていかなければならないと強く思う。(中略)
 それは「時間と格闘する」と表現するにふさわしい生き方である。(中略)時間と格闘し続けていく〜そのような日々は、必ずや仕事や人生を豊かで実り多いものにしてくれるに違いない。 

                           
全く同感です。


                            所 長  須 田 幸 英
                               事務所通信 5月号掲載
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